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 ごあいさつ




第53回日本鼻科学会総会・学術講演会
会長 友田 幸一
関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室 教授


 第53回日本鼻科学会総会・学術講演会を、2014年9月25日(木)から27日(土)までの3日間、グランフロント大阪、コングレコンベンションセンターにて開催させていただくことになりました。ふり返りますと昭和50年(1975年)に熊澤忠躬教授が第14回日本鼻副鼻腔学会を開催されて以来、約40年ぶりになります。歴史ある本学会を私ども関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頚部外科学教室が担当させていただきますことに理事長はじめ役員各位ならびに会員の皆様に心から御礼申し上げます。

 鼻科学は、近年最も大きく変革を遂げた領域で、感染・免疫・アレルギー学の著しい進歩や内視鏡手術の登場やマクロライド療法など病態、診断・治療において革新が続いています。しかし一方で古き良き知識や技術が失われつつあります。今回、鼻科学の温故知新に触れ、それを踏まえ、更なる発展を期待して「鼻科学の粋を集めて、超えて」というテーマにさせていただきました。
プログラムの企画にあたり、本学会も半世紀を超えた今、鼻科学の歴史を今一度振り返りながら、日本鼻科学会の礎を築いてこられたレジェンダリーな諸先生方の貴重なご経験を談話形式でご披露いただき、拝聴する企画を特別に組ませていただきました。

 学術プログラムの大きな柱は、好酸球性副鼻腔炎シンポジュウムと鼻科手術に関する様々な企画、そして舌下免疫療法の3本柱になります。初日に開催される好酸球性副鼻腔炎シンポジュウムは、基礎の世界好酸球学会の大御所であるHans-Uwe Simon教授の招聘講演、基礎シンポジュウム、そして気管支喘息治療の第一人者である近畿大学呼吸器アレルギー内科の東田有智教授の基調講演、臨床シンポジュウムなど基礎と臨床の最前線を一度に学んでいただく事が出来ます。一方、内視鏡手術に関する企画は、Advanced ESSとOffice Surgeryという対極の手術の粋を存分に堪能していただけることかと思います。今回スタンフォード大学のPeter Hwang教授をお招きして豊富なご経験と世界的に定評のある手術を拝聴します。また若手、中堅のESS術者の副鼻腔から外へ向かう手術手技を供覧する手術セミナーを企画しています。一方、日韓の開業医の先生方によるオフィスサージャリーのセッション(International Session 2)を新しく設けました。それから現在精力的に手術をされている女性医師にスポットを当てたパネルディスカッションも企画しています。恒例の日韓セッション(International Session 1)は、両国の先生方の学術交流を目的に、今回は韓国鼻科学会理事長のHun-Jong Dhong教授をはじめ他2名の先生をお招きし、ランチョンの時間帯で新しい話題を提供していただきます。最終日の最終プログラムは教育セミナーとして舌下免疫療法講習会(事前登録が必要)を開催いたします。そして最後に、今回二つのハンズオンセミナーを企画しました。一つは手術セミナーで、モデルを用いたESSの手技習得で、下垂体モデルも登場します。もう一つは基礎研究セミナーで、研究者を対象に検体のサンプリングから解析にいたる行程を体験していただきます。こちらにも是非ご参加いただきたいと思います。その他一般口演、ポスター、動画ポスターなど多数の演題申込みをいただき有り難うございました。

 最後に、今大阪はUSJ(ハリーポッター他)で注目を集めておりますが、新しいモダンな会場、くいだおれ大阪などもお楽しみいただけたらと思います。教室員一同心からお待ち申し上げております。


主催事務局: 運営事務局:
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