第55回 日本鼻科学会 総会・学術講演会

第55回 日本鼻科学会 総会・学術講演会第55回 日本鼻科学会

ご挨拶

  1. HOME
  2. ご挨拶

会長ご挨拶

会長ご挨拶

第55回
日本鼻科学会
総会・学術講演会

会長 春名 眞一

この度,第55回日本鼻科学会総会・学術講演会を,平成28年10月13日(木)~15日(土)まで,栃木県総合文化センターで開催させていただきます。長い歴史をもつ本学会を担当させていただくことを大変光栄に存じます。ご指名をいただいた学会執行部の先生方をはじめ会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
 獨協医科大学での開催は三回目であり,過去に古内一郎教授のもと第29回を平成2年9月27~29日に,馬場廣太郎教授のもと第40回を平成13年9月27~29日に主催されています。
学会のテーマは,ずばり“鼻科力を磨く”であります。鼻科手術は過去30年で耳鼻咽喉科領域の中で最も革新し,今後も進歩していくと感じます。また鼻副鼻腔の病態も従来の感染症から,アレルギー炎症が加味され複雑化しており,新たな難治性病変に対応しなければならない状況になっています。学会では,最新の情報を耳で,目で,鼻を効かせて獲得していただきたいと思います。
 招待講演は,アメリカからペンシルバニア大のJames N Palmer先生を,ブラジルからはMarcio Nakanishi先生を予定しており,両氏とも自国の最新の鼻科学について講演していただく予定です。 また,恒例の韓国の先生方との日韓鼻科学会の合同セミナーやInternational Sessionには中国のLuo Zhang先生,香港から来年のISIAN会長のMichael Tong先生らの参加予定しております。シンポジウムは基礎と臨床でそれぞれ「鼻粘膜上皮の炎症制御機能の新展開」と「好酸球性副鼻腔炎をどのようにコントロールするか」であります。ともに現在の最大のトピックであります。また3つのパネルディスカッション,女性医師セミナー,基礎ハンズオンセミナー,2つの手術手技セミナー,医工連携と9つのランチョンセミナーを企画しております。さらに獨協医大の解剖学教室および手術室から学会会場へ,liveでの凍結標本のESS解剖実習と実際の手術を供覧する予定です。最後に,学会で最も重要である一般演題の登録数は268題と最近では最も多く,活発な議論が期待されます。心から御礼申し上げます。
 宇都宮は東京から新幹線で約50分と近距離でありますが,日光や那須といった一流の観光地にも接しております。昨年,日光東照宮では徳川家康没後400年回忌にあたり,式年大祭を開催しました。餃子は有名ですが,ジャズやカクテルは隠れた逸品です。是非,この機会に学会の合間に足を運ばれたらいかがでしょうか。
 教室員一同,会員の先生方に満足していただけるように鋭意準備してまいりました。ぜひ,宇都宮での学問と余暇を堪能していただければと考えております。ご参加のほどよろしくお願いいたします。